【書評】『ギグ・エコノミー』を読んでみた(3/3)【理想の人生に向けた資金繰りとは?】

この記事では、ギグ・エコノミーの中で、如何に理想の人生に向けた資金繰りをしていくかについて、説明していきます。

ギグ・エコノミーでは、金銭感覚を見直すことが求められます。

安定的な収入を前提とした、借金に頼った高固定費のライフスタイルから脱却する必要があります。

ここでご紹介するのは、決して爪に火をともすようなケチくさい節約術ではなく、お金に対する考え方の抜本的なアップグレードです。

では、引き続き『ギグ・エコノミー』からピックアップしてご紹介します!

前回の記事はこちら↓

https://beautifulfeedom.com/sidebusiness-independence-gigeconomy2/

「資金繰りの」ポイント①柔軟性のある家計を組み立てる

ギグ・エコノミーでは、収入がより流動的になることから、柔軟性のある家計を組み立てることが重要です。

そのため、まずは支出の振返りを実施して、現状認識することが可能です。

特に、ここ最近の支出の中のTOP5を確認し、それを削ることが出来るかを確認することがまず重要です。

そして、振返りの観点のもう一つ重要な点としては、人生における優先事項とお金の使い方が合致しているか、を確認することです。

「その人が何にお金を使っているかを見ればその人が分かる」とも言われるように、使っているお金が、あなたの人生の目標と照らし合わせ、きちんと一致していくよう、意識的に改善していく必要があります。

目次

「休みを増やす」ポイント②所有からアクセスに切り替える

最近では、シェアリングサービスもかなり普及して来ました。

日本ではまだ普及が始まったばかりというところですが、今後より世間に広まっていくでしょう。

既にシェアリング出来るものと言えば、家や車等の人生の最も大きな買い物となる物であったり、家具や服、アクセサリー等、日常品まで、様々なものがシェアリングサービス化しています。

「所有は負債」を念頭に、可能な限り持たない生活を心がける必要があります。

また、ギグ・エコノミーの中で仕事を得て行くには、これまでのような肩書きや資格で評価されるのではなく、スキルで評価されていくことになります。

これも、言わば肩書きや資格の「所有」から、その人の提供出来る価値に力点が移り変わっていくということです。

「休みを増やす」ポイント③老後の資金を貯める

ギグ的な働き方の注意点は「引退」についてです。

ギグ的な働き方では、会社が保険料を半分負担してくれる訳でもなく、保険については自主的に準備する必要があります。

また、退職金も無いため、例えば積み立て貯金等で、個人で意識的に老後の資金を貯める必要があります。

また、ギグ的な働き方のメリットとして、仕事を選ぶことにより、自らの引退を後ろ倒しにすることも出来ます。

後ろ倒しにすれば、引退後に必要なお金も減りますし、また、生活に活力が生まれるため、二重でメリットがあるでしょう。

この辺りの柔軟な働き方の考え方は、ギグ・エコノミーの長所だと思います。

最後に

以上、3回に渡り、書籍『ギグ・エコノミー』について紹介して来ました。

「ギグ・エコノミー」という言葉は耳慣れませんが、いわゆるフリーランスやノマド的な働き方のことだと思うとしっくり来ますね。

現状ではそのような働き方をする人は少数派ですが、今後このような働き方がより広がるにつれて、どんどん仕組みが整っていくでしょう。

今後、よりフリーランスが働きやすい世界になっていくのは間違いないと思います。

これを読まれた皆様はFIREに強い興味がある方が多いと思いますので、ギグ・エコノミーのような社会の到来を願っているはずです。

是非ギグ・エコノミーの社会の中で、戦略的に幸せを勝ち取っていきましょう!

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