こんにちわ!ケイです。
この記事では、
と疑問に思っている方に向け、初心者の方にも超分かりやすく説明します。
「 Web3.0」を知っているかどうかがこの先10年を左右する
まず、あなたは「WEB3.0」という言葉について、どういう印象をお持ちでしょうか。
もしかしたら「自分には関係無い話だな」と思っているかも知れません。
ただ、今後WEB3.0の概念を知っているかどうかが、これからの10年間の生活や仕事を左右する、と言われたらどうでしょうか。
僕はWEB3.0はそれ程までに重要な概念だと考えています。
なぜなら、WEB3.0今後の生活・仕事を根本から覆す潮流だからです。
例えば、今のあなたは、日常の中でAmazonやYoutubeを使い買い物や動画を楽しみ、Zoomを使って仕事の打ち合わせをしているかもしれません。
ただ、今当たり前の様に使っているこれらのサービスも、10年前には殆ど使っていなかったのではないでしょうか。
この様に、振り返ってみると、Webの発展により生活が大きく様変わりしていることに気付きます。
そして、このWeb発展の大きな潮目の変化が今まさに来ているのです。
「じゃあ10年後の生活はどう変わっているの?」、この問いに答えるために必要が概念がWeb3.0なんです。
この記事では、「WEB3.0って美味しいの?」レベルの超初心者の方が、10分でWeb3.0の全体を理解できる様に、Web3.0を超分かりやすく解説していきます。
内容は以下の通りです!
- WEB3.0とは?
- Web1.0/Web2.0とWeb3.0の違い
- Web2.0の問題点
- Web3.0のメリット
- Web3.0のデメリット
- Web3.0のサービス例
この記事を読むことによって、WEB3.0の全体象を掴むことができます。
WEB3.0の概念を知っておけば、今後10年のWebサービスの変化に対する長期的視点が獲得でき、より楽しく生きたり、稼げる仕事を見つけることができる様になるでしょう。
実際に、僕もWeb3.0の1つであるNFTでビジネスを開始しています。
では、中身に入っていきましょう!
Web3.0とは?
結論から言います。
「WEB3.0」とは、ブロックチェーンを基盤としたWebサービスが主流になる時代のことです。
そんなことを言われてもピンと来ませんよね。
順を追ってご説明します。
まず、ブロックチェーンを基盤としたWebサービスの技術的な特徴は以下の3つになります。
- 個人がデータを自分で所有できる様になる
- データの所有によるセキュリティの強化やプライバシーの保護が可能になる
- 分散型によるサービスの信頼性が向上する
この中で特に大きいのが「個人がデータを所有できる様になる」という点です。
なぜこの点が重要なのかは、歴史を振り返る必要があります。
Web3.0に至るまでのWeb1.0、Web2.0と比べながら、Web3.0についての理解を深めていきましょう。
Web1.0/Web2.0/Web3.0の比較
まずは、下の画像をご覧ください。
こちらの図で、Web1.0~Web3.0の違いをざっくりと頭に入れておきましょう!
Web1.0とWeb2.0
Web1.0 Webの幕開け (2000年代)
まず、Web1.0です。
Web1.0では、個人が自身のパソコンからWeb(インターネット)に接続できる様になりました。
それまでのパソコンと言えば、データを外部とやり取りする時は、フロッピーディスクといった物理的なメディアを経由するしかありませんでした。
それが、1995年に発売されたWindows95の登場とインターネットプロバイダーのお陰で、一般の人もHTTPプロトコルを使って自由にWebにアクセスできる様になったのです。
Web1.0は後から振り返って定義された名称ですが、今後のWebのあらゆるサービスを生む起点となる革命的なことでした。
ただ、Web1.0の時代は、通信速度が非常に遅く、また、個人が情報発信・サービス開発をするための便利なサービスが殆ど無い状況でした。
そのため、個人はあくまで企業が作ったページやサービスを見て、情報収集をしたり楽しんだりするということが一般的でした。
Web2.0 ユーザーが情報発信する時代に(2010年代)
Webの世界が世間に広まっていく中で、通信速度の高速化や、各種サービスの進展により、徐々に個人が情報を発信する時代に移っていきます。
最初はブログといったテキストサービスから始まり、後半になるとTwitter,InstagramといったSNSと呼ばれるサービスが盛り上がりました。
また、4Gと呼ばれる移動通信システムが普及すると、動画による情報発信・情報収集も浸透し、今の様にYoutubeが普及する流れとなりました。
この様に、Web2.0では個人も情報発信ができ、また情報発信による収益化ができる様になりました。
WEB2.0の問題点 GAFAMの中央集権化
Web2.0では個人が情報発信できる様になった一方、Web上の主要サービスを提供している企業が圧倒的に力を持つようになりました。
有名なのが、GAFAM (Google、Amazon、Facebook(現Meta)、Apple、Microsoft)です。
GAFAMのサービスは優れているが故、ユーザーも一極集中することになったのです。
結果生じてきた問題が、GAFAMによるデータの中央集権化です。
つまり、GAFAMの様な巨大IT企業が、消費者のデータを集中的に管理してしまう状態になってしまったのです。
では、なぜこれが問題なのでしょうか。
それは、本来は個人が持つべきデータをGAFAMが全て所有することによって、個人の自由がどんどんと奪われてきてしまっている、ということです。
例えば、KindleというAmazonが提供する電子書籍サービスがあります。
Kindleでは、通常の本と同様にお金を払って電子書籍を購入することができます。
普通、「購入」したら当然ですが自分のものになりますよね。
ただ、Kindleの電子書籍の場合、電子書籍はあなたのものになった訳ではなく、Amazonから借りているという契約になるのです。
そのため、Amazonの別サービスで何かトラブルを起こしてAmazonアカウントを停止されてしまった場合、これまで購入してきた全てのKindle電子書籍が読めなくなってしまうのです。
普段は特段問題を感じないかと思いますが、いざトラブルになった場合、Amazon側が圧倒的に有利な立場にいるのです。
それは、あなたがAmazonのプラットフォーム上のサービスを利用しているからであり、さらに言えば、Amazonがあなたのデータを全て所有しているからです。
この様に、Web2.0では、企業と個人の間に圧倒的な権力の不均衡が生じているのです。
Web3.0時台へと突入
そこで注目されてきたのがWeb3.0です。
Web3.0では、ブロックチェーンを使ったサービスを使うことにより、個人がデータを所有することができる様になります。
なぜなら、あなたのデータは、特定の企業のデータベースに格納されるのではなく、皆で管理するブロックチェーン上に記録されることになるからです。
ブロックチェーンは、データをトランザクション(取引)ごとに暗号化されたブロックを作り、ブロック間を連鎖させながら管理する仕組みです。
ブロックチェーンによるデータの管理の分散化により、一権力者がデータを一方的に回避することが防げる様になります。
Web3.0は、個人がWeb上のあらゆる活動をより自由に・主体的にできる様になる世界と言い換えることができるかもしれません。
Web3.0のサービス例
ここまでは概念的な話が続いたので、一度Web3.0の具体的なサービスを見ていきましょう。
何をWeb3.0に含めるかは諸説ありますが、下記の4つはどの有識者も共通しているところかと思います。
このブログでは特にNFT・メタバースについて中心的に書いていますが、Web3.0はNFT、メタバースの1つ上の概念とも言えますね。
- Defi
- NFT
- メタバース
- GameFi
それでは、順に見て行きましょう!
①Defi
Defi(「でぃふぁい」「でぃーふぁい」)とはDecentralized Financeの略で、分散型金融という意味です。
分散型金融と言われてもよくわかりませんよね。
分散型金融を分かりやすく言うと、これまで金融機関が提供していたサービスを、プラットフォーム自身が提供する金融サービスのことです。
Defiには大きく2つのサービスがありますので、順に説明していきましょう。
Defiのサービス例① レンディング
1つ目がレンディングです。
これは、お金の貸し借りサービスを(銀行等を経由せずに)ブロックチェーンのプラットフォームで実現するサービスです。
有名なのがAAVEです。
レンディングプラットフォームであるAAVE上では、仮想通貨の貸し借りが実施されていますが、主体となる仲介業者は存在しません。
仲介業者が入らないことにより不要な手数料がかからないため、金利を低くして効率的に仮想通貨の貸し借りをすることができるのです。
Defiのサービス例② 分散型取引所(DEX)
2つ目が分散型取引所(DEX)です。
分散型取引所を使えば、異なる種類の仮想通貨を変換(swap)することが可能です。
(なお、この仮想通貨を変換する行為をswapと呼びます)
有名なサービスとしてUniswapがあります。
このUniswapは非営利で運営されているため、変換にかかる手数料が殆どかからないのが特徴です。
例えば日本円の場合、日本円を外貨に両替しようとすると、結構な額の手数料が取られますよね。
Uniswapでは、プラットフォーム上で手続きが完了するため、仲介業者に支払う手数料が生じないというメリットがあります。
②NFT
NFT(「えぬえふてぃー」)は、ブロックチェーンで「デジタル作品の所有権を証明する仕組み」です。
NFTにより、特にクリエイティブな活動のビジネス化が進んでいくと思われます。
NFTについては、下記の記事で詳しく解説しているので是非ご覧ください!
③メタバース
メタバースは、仮想空間におけるあらゆるサービスを指します。
メタバースの定義は余り明確ではなく、これまでのオンライゲームもメタバースと言われることもあります。
ただ、僕個人としては「これまでの生活や日常の一部をバーチャル空間で代替するサービス」をメタバースと定義しています。
例えば、これまでウィンドウショッピングをしに出掛けていた巨大ショッピングモールをバーチャル上での買い物に置き換えたりするイメージです。
メタバースも有名なサービスが多々ありますが、特に有名なのはThe Sandboxでしょう。
既に大手企業や有名ブランドも参画していて、The Sandbox上の土地を購入してお店を開いていたりします。
メタバースはWeb3.0の中でも取っつきやすい分野ですので、今後急速に広まっていくことが予想されます。
④GameFi
GameFi(「げーみふぁい」)は「Game Finance」の略です。
ゲームをファイナンス化する、つまり「ゲームでお金を稼ぐ」ことが可能なサービスを指します。「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」の一例とも言えます。
有名なゲームはAxie Infinityです。
Axie Infinityでは、モンスターをコレクションしたりバトルさせたりして、勝てば賞金を貰えるというゲームです。ポケモンに少し似ていますね。
まだ生活が成り立つ程稼ぐのは難しい様ですが、今後新しい働き方の1つとなっていく可能性があります。
楽しみですね!
Web3.0のメリット
ここまで読んで、
「Web3.0の中身は大体分かったけど、結局どんなメリットがあるんだ!」
と思われたかもしれませんので、次はメリットについてご説明します。
結論、以下の3つです。
- 新しい稼ぎ方が可能になる
- 多くのビジネスチャンスが発生する
- 組織に縛られない自由な働き方が可能になる
では、1つ1つ見ていきましょう!
Web3.0のメリット① 新しい稼ぎ方が可能になる
サービス例でGameFiを紹介しましたが、Web3.0によって新しい稼ぎ方ができる様になる可能性があります。
GameFiは正に分かりやすい例です。
これまではただの娯楽だったゲームですが、今後はやり込んだゲームのデータを自由に売買して稼げる様になるでしょう。
ゲームが好きな人にとっては夢の様な生活ですね。笑
また、あなたがアートを始めとしたクリエイティブな活動が得意なら、作った作品をNFT化して稼げる可能性もあります。
Web3.0の時代では、個人が個性や好きなことを活かしながら稼ぐことがより現実的になっていくでしょう。
Web3.0のメリット② 多くのビジネスチャンスが発生する
また、今後これまでになかった様な多くのビジネスチャンスが到来するでしょう。
個人で起業や独立を目論でいる人は、Web3.0による時代の変化をしっかり見ていく必要があります。
一方で、メガバンの様な旧来の金融サービスの様に、急速に需要が無くなっていくビジネスも生まれるでしょう。
先日のロシアウクライナの戦争では、ウクライナへの募金をブロックチェーンで募り話題になっていました。
特に銀行を経由した国際送金は手数料が非常に高いので、手間を考えても仮想通貨の送金の方が既に圧倒的に有利です。
10年後はあらゆるビジネスの形態が変化しているのではないでしょうか。
Web3.0のメリット③ 組織に縛られない自由な働き方が可能になる
Web3.0によって、組織のあり方も変わっていくでしょう。
会社は基本的に上から下へ命令系統が流れるヒエラルキー構造ですが、ブロックチェーン上で各人の専門性やスキルを共有できる様になれば、多くの場面で組織自体が不要になる可能性があります。
Web3.0の技術的な進展はまだまだこれからですが、アメリカでは既に組織に縛られる働き方を忌避する若者が増えて来ており、「大量離職=Great Resignation(グレート・レジグネーション)」の機運も高まって来ています。
この様に、ブロックチェーン技術の発展、人々の働き方の志向の変化により、より柔軟な働き方が実現していくのではないでしょうか。
Web3.0のデメリット
Web3.0にはもちろんデメリットもあります。
現状では、特にセキュリティの課題が大きいです。
NFTのハッキングや、Webウォレットの盗難は日々多々発生しています。
これらに対する法整備はまだまだこれからの状況です。
また、日本においてはまだまだ良質な情報が出回っていません。
2022年3月のこの記事の執筆時点では、Web3.0関連の記事に興味を持って読もうという人は人口の1%以下だと思って書いています。笑
Web3.0の世界はまだまだ海千山千だと考えていた方が良いでしょう。
Web3.0の世界では「自分の身は自分で守る」マインドが重要です。
標語として「DYOR(Do Your Own Research) = 自分で調べな」という言葉さえあるのがWeb3.0の世界です。
余りにも知識が無いことがバレてしまうと、そこにつけ込んであなたのデジタル資産をかっさらおうとする輩がいるからです。
可能性に満ち溢れたWeb3.0の世界ですが、歩みは丁寧に進めていきましょう!
まとめ
最後にまとめです。
「WEB3.0」とは、ブロックチェーンを基盤としたWebサービスが主流になり、新しい稼ぎ方や働き方ができる可能性に満ち溢れてた時代です。
Web3.0を体験してみたい!と思われたなら、NFTやGameFi等、ご自身の興味のある分野から始めてみましょう。
なお、NFTを始めてみたい方は、0からNFTを買う/売るまでのステップをこちらの記事にまとめていますので、是非読んでみてください。
無料でもWeb3.0の世界を垣間見ることは可能ですので、興味を持った場合はぜひお試しください!
最後まで読んでくださってありがとうございました!