皆さんは腸活をご存じでしょうか。
コロナにより仕事やプライベートが激変し、メンタルが落ち込んでしまう人が増えていると言います。
勿論身体の健康は超重要ですが、激動の時代において、メンタルの健康の維持の重要性がどんどん高くなっていってると感じている人も多いのではないでしょうか。
メンタルのコントロールには、これまで脳が重要視されて来ましたが、昨今の調査では、例えばメンタルの安定に深く関わっている脳内で働く神経伝達物質のセロトニンの約95%が腸で生成されているという結果もあるそうです。
そのため、メンタルを改善させたい場合、腸の環境を改善することが必須となってきます。
ただ、腸の改善といっても具体的に何をすれば良いんだ?という方もいらっしゃるかと思います。
今回は、腸の改善に向けて、簡単に出来るが効果が非常に大きい(色んな研究や文献で効果が証明されている)方法についてお話します!
発酵食品を食べる
腸内環境と言えば、やはり発酵食品です。
納豆やキムチ等の発酵食品は、腸内環境の改善に有効です。
その他チーズや漬物等の発酵食品もありますが、家庭の食卓で準備しやすいという観点で、どこのスーパーでも安く簡単に手に入り、そのままご飯のおかずにもなり続けやすいので、特に納豆とキムチをオススメします。
発酵食品は独特の匂いがあるものもあるので、個々人で好きな食品を探すのが最も良いかと思います。
お金が余りかからず継続しやすいという観点で、食事に頻繁に発酵食品を取り入れるのは避けて通れないでしょう。
食物繊維を摂る
次に重要なのが、食物繊維を摂ることです。
食物繊維は野菜や果物に多く含まれています。
食物繊維、野菜や果物の重要性については、「いやいやそんなこと知ってるよ!」という方も多いと思います。
ただ、実際に「きちんと食物繊維を摂れていますか?」と聞かれて、自信を持って答えられる人はそう多くはないのではないでしょうか。
例えば外食が中心となる場合、頼んでいるメニューは食物繊維の無い精白された白米や、脂の多いタンパク質食材が中心ではありませんか?
一般的な外食では、脳が美味しいと強制的に感じる糖分や脂を中心としたメニューが多く、身体にとっては良いがそこまで美味しくない(インパクトの無い)食物繊維をがっつり含んだメニューはかなり少ないです。
ファミレスに行ってハンバーグ定食を頼むのは普通ですが、煮物と山菜ご飯なんて頼まないし、そもそもそんなメニューが無いですよね。
そのため、頭では分かっていながら実行しづらいのが食物繊維の摂取です。
また、市販の野菜ジュースは、食物繊維を摂取する意味では全く意味がありません。
野菜ジュースを飲んで野菜を摂った気になっている会社員の人は多いですが、ジュースにする過程で食物繊維は殆ど捨てられてしまっています。
食物繊維は大人しく野菜や果物から摂ると割り切った方が良いでしょう。
抗生物質を気軽に飲まない
皆さんの中には、風邪を引いて体調が優れない時に、「仕事もあるしさっさと調子を良くしたいから、とりあえず抗生物質貰って飲んでおくか」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
抗生物質は、腸内の善玉菌を含めて一掃してしまいます。
抗生物質を使う時には、くれぐれも注意した上で利用してください。
確かに重病や怪我等によって、抗生物質がどうしても必須となる事態はあると思います。
ただ、便利で効果がある抗生物質は、そんなにほいほいと軽い気持ちで飲んで良い薬ではありません。
病院に行けばすぐに抗生物質が出されるので、身近な薬として飲んでしまう人もいるかもしれませんが、抗生物質を飲むと腸内の善玉菌も死滅してしまい、結果としてその後免疫力がダウンしてしまう可能性があります。
抗生物質を飲むタイミングが生じた際には、本当にその抗生物質が必要か、一度考え直してみてください!
今日から腸活を始めよう!
腸が健康に働いていれば、メンタルが安定するだけでなく、「疲労感が減る」「肌が綺麗になる」「免疫力が向上し風邪を引きにくくなる」等の沢山のメリットがあります。
また、今回ご紹介した方法の様に、腸活は余りお金をかけずに、身近なところから大きく改善していけるのがメリットです。
2021年も激動の1年となりそうですが、腸活で腸を鍛えて、強靱なメンタルで乗り切っていきましょう!